父の日のプレゼントがちょっとしたトラウマになったときの話

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財布

こんにちは。Yoshiです。

父の日に何を贈れば喜んでもらえるか、毎年悩み続けて早何年?
今日は私がこれまでに経験した、父の日のプレゼントにまつわるちょっとしたトラウマについて、書いてみたいと思います。

父へのプレゼントはなかなか難しい

母の日が終わったと思ったら、またすぐ父の日がやってきますね。私の父は、お酒も飲まないし、オシャレにも食べることにもほぼ興味がない(ただし独自のこだわりは強く持っている)ので、毎年プレゼントを選ぶことが難しく感じます。そして、父の日は、私にとってなかなかトラウマだらけの日だったりします。

プレゼントを手渡しすると、一言目には「いらんのに」と言われ、中身の解説?をしてもやっぱり「別に必要ない」。そして、たいてい開けてももらえません。

本当にありがたいと思わないから、ありがたくもないのに「ありがとう」とは言いたくないから、そしてお礼を言うどころかケチをつけてしまいそうだから、手をかけない。

照れ隠しでもなんでもなく、本当にそういう感じなのです。

そんな父ですが、それでもやっぱり「何がいいかな?」と一応自分なりに考えて毎年贈り物をしています。

探しに探して選んだ財布。でも?

毎年この時期になると、以前父の日に贈り物をした時のことを思い出します。

かれこれ15年以上前のことだったと思いますが、父に小銭入れをプレゼントしたことがありました。その小銭入れは探しに探してやっと見つけた代物だったのですが、結果的には、贈り物として大失敗となりました。

父はとても荷物を持つことが嫌いで、長年小さな小さな財布をずっと使い続けていました。「邪魔にならへんからこのサイズがちょうどええねん。」と言って好んで使っていた財布には、きれいに小さく折りたたまれたお札が入れられていました。

そのことを覚えていた私は、離れて暮らすようにってから数年後、「今年は小さな財布を贈ろう」と思い立って、小さな財布を探しました。

ところが、思うようなサイズの財布が全く見当たらず、プレゼント選びは難航しました。百貨店も、神戸はもちろんのこと大阪でも数件回りましたが、これというものがありませんでした。インターネットで探しても、思うようなものは見つかりません。

最終的に、サイズとデザイン的に一番父親が納得してくれそうかな?と思った財布は、近所のショッピングセンターで売られていた1000円ほどの小銭入れでした。

一時間以上その場で悩みましたが、最終的に、一番本人が納得して使ってくれそうなものとして、その財布をプレゼントにすることにしました。

そして、もう父の日当日の夕方になっていたので、その場でラッピングをしてもらい、そのまま届けることにしました。

プレゼントなのに値札がついていた

その日も案の定、父はまったくプレゼントを開けてくれようとはしなかったので、渡すだけ渡してその場を後にしたのですが、翌日母からメールが届きました。


「お父さんのプレゼントだけど、値札がついてました」

あぁ・・・。
やられた・・・。

私がどれだけ探しに探して、悩みに悩んで選んだのかなど、父が知る由もなく、もちろん察してくれるはずもなく、ただただ、「安い小銭入れを近所で適当に買ったな。」と思われてしまっても仕方がない結果となってしまいました。

別に喜んでもらえなくてもいいから、せめてムッとされるようなプレゼントにだけはならないよう、今までプレゼント選びには十分気を使ってきたつもりですが・・・その時ばかりは「完全に失敗した」と思いました。

それからますます、プレゼント選びには慎重になりましたが、何にしても「いらんのに」と言われるばかりです。そして、そのうち母から「お母さんが使えるものにしてくれたら」と言われる始末。本当に、父にとっては「いらんもの」というわけですね。

というわけで、最近は母が使えるもので、もしかしたら父が使うかも?というものを考えて選ぶようにしています。さらに、「いらなかったら回収します。」という一言を添えることが定番となりました。

そして実際に、プレゼントしたもののうちいくつかは、すでに回収済みです(笑)。

ここまできたら、もはやあげない方が良いのかと思ったりしつつ・・・今年もギリギリまで悩んでみます・・・。