最近エアコンの室外機がうるさい…もしかして故障?!
そんなとき、まず最初に試してみたい【手っ取り早く解決できるかもしれない超簡単な方法】と、それ以外の対策法について、ご紹介してみたいと思います。
稼働年数10年、ほぼ年中連続運転中の我が家のエアコンは、この方法であっさり騒音が止まりました☆
その方法とはズバリ…
エアコンのスイッチを切り、コンセントからプラグを抜いて、しばらくたってから再稼働させる。
です。
プラグを抜いておく時間は、1分~3分ぐらいで充分だと思います。
(私はフィルター掃除と省エネも兼ねて、1時間ぐらい経ってから挿しなおしました。)
プラグを挿しなおすまでの合間に、室内機の内部をチェックして、埃がついているようならついでに掃除しておきましょう。
特に、フィルターはきちんと外して掃除機をかけたり水洗いするなどしておきたいところです。(水洗いしたあとはしっかりタオルで水気を拭き取り、しばらく置いて乾燥させてから取り付けてください。)
電源を落として、室内機の掃除も済んだら、もう一度エアコンのプラグをコンセントに挿して運転を再開してみましょう。
どうですか?室外機の音は静かになりましたか?
案外知られていない【ウソみたいに簡単な方法】ですが、実はこれだけで騒音が止まってくれることも結構あるようです。
これで静かになった人、良かったですね。これからも室内機のこまめなお掃除を忘れないようにしつつ、今お使いのエアコンをこれからも大切に使っていってくださいね。
そして、
残念ながらこれでは直らなかった人。原因は室外機の方にあるかもしれません。
まずは稼働中の室外機のどこからどんな音がしているのか、確認してみてください。
カラカラ・カチャカチャ・バリバリというような音が聞こえるようなら、ファンに何かが絡まったり当たったりしているのかもしれません。
また、ファンの風圧やモーターの振動などによって室外機の外装からビビり音が発生している場合もあります。(ブブブブブ……ビリビリビリ……等。)
他に、ブーンという低い音(冷蔵庫から聞こえてくる音に似ています)であれば、コンプレッサーに原因があるケースが多いようです。
※ただし、我が家の場合はまさにこのブーンという騒音が、上記の方法で解決しました。
ファンに何かが絡まったり当たったりしていることが目視で確認できるようであれば、その原因となっている物を取り除くだけで音は止まってくれるでしょう。庭に室外機が置いてあるような場合は、伸びてきた草が絡んで騒音の元となっていることもよくあるようです。
また、室外機のビビリ音であれば、外装のネジを締めなおしたり、防振シートなどをはさんだりすることで、騒音対策が可能です。
稼働中の室外機をほんの少し傾けてみて音が止むようであれば、室外機の下に防振ゴムをはさんで対策をしてみましょう。
さらに、稼働中の室外機の前面や側面に手を押し当てて音が止むようであれば、周辺のネジを締めなおしたり、パーツとパーツの間に防振シートをかましたりすることで、共振による騒音を抑えられるケースがあります。
※騒音の発信源を確認した後エアコンの手入れをする場合は、必ずエアコンの電源を切っておきましょう。
室外機の交換・買い替えとなるケース
もし騒音の原因がそれら以外の、モーターやコンプレッサーによるものの場合、残念ながら良くて修理、場合によっては買い替えとなりそうです。もともとメーカーでは10年ぐらいで買い替えを推奨していることと、最近では年中つけたままにしている家庭も多いことから、買って10年ぐらい経ったエアコンが不調となると、基本的に買い替えを勧められます。
しかしながら、我が家のエアコンがそうであったように、エアコンのコンセントを抜き挿しして室内機のホコリを掃除しただけで、ウソみたいにあっさり静かになったりすることもあるので……。
もしいま室外機の騒音にお悩みであれば、まずはコンセントを抜いてエアコンを掃除してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
☆ 元清掃業者の豆知識 ☆
エアコンフィルターのチェックや掃除は、通常の掃除と違って結構忘れてしまいがちだったり、つい先延ばしにしてしまったりしがちですよね。
ただ、エアコンがうるさいときや効きが悪く感じる時、または設定温度に近い室温であるにも関わらずエアコンがやたら稼働する時には、すでにフィルターに埃がだいぶ詰まっている場合がほとんどです。
「うちのエアコンはお掃除機能付きだから……」という方も、過信してはいけませんよ!実は普通のエアコンより内部の汚れが大変なことになっているケースは多々あります。
(エアコン洗浄の仕事をしていた知人は口を揃えて「お掃除機能付きエアコンは自分では買わないし、人にも勧めない!」と言っていました。)
また、1ヶ月に1~2回以上フィルターを掃除していない場合、埃がフィルターの下のアルミフィンにまで及んでいることも珍しくありません。
もしアルミフィンに埃やペットの毛などが絡んでいるようであれば、掃除機で吸わずに刷毛で優しく丁寧にはらい落とすようにしてください。
アルミフィンは非常に柔らかく変形しやすいため、掃除機のヘッドがちょっと当たっただけでもすぐに曲がってしまいます。
ちなみにこの下地掃除用のダスター刷毛ですが、毛先の適度なコシと柔らかさが結構優秀で、いろんなところのホコリ落としに使えてとっても便利ですよ!
※ただし、狭いところで使うときにうっかり壁紙などに柄が当たってしまうと、塗装が移って取れなくなってしまうことがあるので要注意です。
→対策として、使う前に柄のとがった部分(持ち手側の先端)に養生テープなどを貼っておくとGoodです!