油性ボールペンの落とし方→服についたインクがとれるか挑戦!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
油性ボールペンのインクがついた服を洗っている画像

洗濯機を開けて服を干そうと思ったら、
な、なんとTシャツに黒いシミが!!!

しかも、よりにもよって
家人のバイト先の制服の胸元に…

・・・
・・・・
・・・・・

これ 絶対あかんやつやん…
(´;ω;`)ハァ…

洗濯機内を確認してみると、
黒いシミの正体は
【油性ボールペン】でした!

というわけで、今回はせっかくなので
【油性ボールペンのインクの落とし方】と、

ベッタリついてしまったシミでも
何とかキレイに落とせないか、と私が
実際に試してみた(悪戦苦闘の)経過を、
ご紹介したいと思います。

まず最初に
『油性ボールペンのインクの落とし方』
について、ご紹介します。

実際の作業の様子と結果どうなったか、が
先に見たい!という方は、後半の方へ
ズズィッと進んでください~♪
☆ 画像付きで経過を詳しく掲載しています ☆

油性ボールペンのインクの落とし方

必要なもの

  • 消毒用エタノールか
    除光液(プロピレングリコール入り)
  • 歯ブラシ
  • 捨ててもいいタオルなどの布類
    (なければティッシュなど)
  • 洗濯石鹸
  • 下に敷くラップやビニール袋など
    (床材保護用)

simiotoshinozairyou

~ ほかに洗濯用洗剤やラップ・ビニール袋等も必要に応じて用意しておきましょう ~

作業に取り掛かる前の意点

  1. 布の種類に寄っては色落ちしたり
    生地が傷んだりすることがあります。
    最初に目立たない部分で試してみてから
    本番に臨みましょう。
  2. シンナーやベンジンなどは使わない
  3. スーパーなどで売っている染み落とし
    なども成分が異なるので使わない
    (落ちない)

油性ボールペンのインクを落とす方法

1.まずは生地のチェックから!

まず最初に、
目立たない場所にほんの少しだけ
消毒用エタノール(またはプロピレン
グリコール入の除光液)をつけて、
色が落ちたり生地が傷んだりしないか
試してみましょう。

2.さらに インク落としを始める前の下準備!(重要)

布に消毒用エタノール(または除光液)
を少量付けてみて大丈夫そうだったら、
実際の作業に入っていきます。

シミを落としたい箇所の下に
タオルなど水分を吸い込むものを置き、
その上にインクのついた服を置きます。

※インクが付いていた面の【裏側】
が上(自分側)になるように置きます。

タオルの下にはビニールなど
水を通さないものを敷いておくと安心です。

☆ Yoshi’s 補足 ☆
付着しているインクの量が多い場合、
インク落としに夢中になっているうちに
うっかり床にインクが移っていることが
あります。(というか、ありました。)

洗面所の床などのクッションフロアや
陶器製の洗面ボウルの中なら、
ちょっとぐらいインクが付着しても
あとで消毒用エタノールを吹きかけて
ティッシュでこすれば取れましたが、

フローリングやカーペットの上でするなら、
ビニールやラップなどで
床を保護しておいたほうが
安心できると思います。

木材やカーペットにインクが染み込んだら
あとが大変です…

★注意★ クッションフロアであっても
ワックスをかけている場合、エタノールで
ゴシゴシこすると剥げる可能性があります。
私の場合は大丈夫でしたが、不安な場合は
クッションフロアの保護もお忘れなく!

3.消毒用エタノール(または除光液)を使ってインクを落としていく!

インクの上に消毒用エタノール(または
除光液)を少しずつかけていきます。

ちなみに、私は消毒用エタノールを
スプレーボトルに移し替えて使いました。

スプレーしたと同時に、インクが
ジュワッと周辺に伸びる感じになるので、
付着しているインクが多い場合は
少し焦るかもしれません。
(私はけっこう焦りました!)

このとき、決してあわてて生地同士を
こすり合わせたりしないよう
気をつけましょう。

この段階で生地同士をこすってしまうと、
もともとキレイだった部分にまで
インクがのり移ってしまったり、
繊維の奥深くにインクが染み込んでしまい、
余計に落ちにくくなるそうです!

4.歯ブラシで優しくトントン!

生地をこすらないよう気をつけながら、
歯ブラシで優しく生地をトントンと叩いて
インクを生地から追い出していきます。

インクを溶かし込んだ消毒用エタノール
(または除光液)は、下に置いたタオル等
に吸い取らせます。

衣類についていたインクの量が多い場合は、
歯ブラシやタオルについたインクが
再び衣類の方に移るなどして、衣類を
再汚染してしまうことがあります。

作業中に歯ブラシの先だけ洗ったり、
こまめにタオルの面を変えるなどして、
気をつけながら作業しましょう。

Tシャツの下の敷いた布にインクが移っていく様子1

5.きれいになったら洗剤で洗濯

3と4を何度か繰り返しているうちに、
タオルに色移りしなくなってきます。

色移りが見られなくなってきたら、
軽くすすいで洗濯用洗剤で洗いましょう。

注:洗濯は時間をあけないで
なるべく早く行ってください。

時間が経つと輪ジミができてしまいます。

また、《 歯ブラシトントン 》だけでは
イマイチ落ちが悪かった…という場合は、
粉石鹸をふりかけて
その部分だけ揉み洗いすると、
さらに目立たなくなる場合があります。

ただし、揉み洗いする分どうしても
生地は痛みやすくなります。
夢中になるあまり(私のように)
生地を痛めてしまわないよう気をつけて、
ほどほどにしておきましょう。

インクの付いたTシャツを石鹸で洗っているところ

ベッタリついた油性ボールペンのインクを、実際に洗ってみました!

ではここから、実際に洗ってみた体験談を
お話していきたいと思います♪

実は、今までも何度かボールペンを一緒に
洗濯機で回してしまったことがありますが、
幸いインク漏れの経験はありませんでした。

ところが今回は今までとは違って
ボールペンが見事にバラバラに…(泣)

洗濯槽にも服にも
ベッタリとインクがへばりついていました。

洗濯機にベッタリとついた油性ボールペンのインクを拭き取っているところ

そこで
一番確実で効果的な方法を探ろうと思い、
ネットで『油性ボールペンの
インクの落とし方』を調べてみたら、

ボールペンを販売している
ZEBURA(ゼブラ)さんのサイトにも
プロの家事代行業者さんのサイトにも、

【まずは消毒用エタノールで溶かす】
と書いてありました。

ちなみに他のサイトも見てみましたが、
どのサイトも同じ感じで書いてありました。

というわけで、
私は家にあった消毒用エタノールを
使って試してみることにしました。

結果的には
完全にきれいにはできませんでしたが、
かなり汚れを落とすことができました。

ちなみに、個人的には除光液より
消毒用エタノールをおすすめしたいです☆

消毒用エタノールのほうが
体にも環境にも負担が軽いので ^^

前置きが長くなりましたが、ここから
実際の作業をお届けしていきたいと思います。
※今回インク落としをした服は
ポリエステル64%、綿36%のTシャツです。

ベッタリついたインクはセオリーどおりにやっても落ちない!?

洗濯上がりの服に
無情にも広がるインクのしみ…

洗濯機もベタベタ…

慌てて家にある道具をかき集め、
早速作業を開始します。

油性ボールペンのインクを落とすために最初に用意した材料

家にあった消毒用エタノールを
スプレーボトルに詰め替えて

シュッシュッシュ…

「!? !? !? !?」

な、なんか一瞬で
恐ろしく広がった気が…Σ(・∀・;)

しかもブラシでそっとトントンしても
全然薄くなってる気配が感じられない…
( ;∀;) コ・・・コレハ…ヤッチャッタカ…!?

Before
洗濯物についた油性ボールペンのインク

After
油性ボールペンのシミが広がったTシャツ

このとき
実は内心ものすご~く焦っていました。

作業に入る前から、なんとなく
不安は感じていたんです。
だって、どう考えても、
服についているインクの量が多かったもの… (´・ω・`)

それで、もう開き直って?
トントンだかなんだか分からないぐらい
ひたすら

『スプレーしては歯ブラシで叩く!』

を繰り返しました。

Tシャツの下の敷いた布にインクが移っていく様子2

正確には、
歯ブラシで服の表面を縦に横に斜めに、
そして《繊維》を縦から横から斜めから、
ありとあらゆる方向・角度から叩いたり
こすったりしました。

はい。 “こすったり” しました。

セオリー通りに作業するなら、
『絶対にこすってはいけない』のですが、

「そんなこと言ったって、トントンじゃ
ほとんど取れてないじゃん!」

という状態だったので…。(´・ω・`)

そして、私の場合はここからさらに、

粉石鹸をふりかけて

“ゴシゴシ”

しました。

洗濯用粉石鹸をつけてインクのついたTシャツを洗っているところ

そしてそこからもう一度
消毒用エタノールでゴシゴシ…

そしてさらにさらに、
今度は親指の爪同士で生地をしごくように
ゴリゴリと揉みまくりました。

洗濯用粉石鹸でインクのついたTシャツを洗っている所2

もうこのあたりになってくると、さすがに
きれいに落ちるとは思いませんでしたが、
「とにかくシミを薄くしてやる~!」
という一心でした。

一応、ほんの少しはTシャツの色落ちや
生地の傷みにビビってはいたものの、
結局気づいたら作業を開始してから
1時間ぐらい経っていました。
(;´д`)トホホ…

油性ボールペンのシミが薄くなったTシャツ

最終的にインクのシミはここまで薄くなりました(Tシャツの色が薄いのは乾燥後だからです)

やっぱり今回は服についたインクの量が
多すぎたみたいです。

参考にしようとネットで見たものは、
ちょっとペン先が出ていてついたような
落書きチックなインクの落とし方だったり、

ほんのちょっと服の表面についた程度の
インクを落とす方法ばっかりだったので、
ひどいインク汚れには効果薄でした。

今回わたしが落としたかったのは、
服の表か裏か、どちらから付いたのかも
わからないぐらいベッタリとついたインク。

ついた場所によっては、タールのように
黒光りしているレベルのインク量でした。

洗濯槽も、普通にティッシュで2度3度と
拭ったぐらいではインクがベトっと残っていました。

sentakukinitsuitainku

ボールペンを一緒に洗っちゃったなら、洗濯槽の汚れも要確認!

ちなみにですが、
うちの洗濯機はよくある全自動洗濯機で、
洗濯槽はステンレス槽タイプです。

なので、洗濯槽についた汚れに関しては、
消毒用エタノールを吹きつけたら
あっさりツルン♪ときれいに落ちれました。

※流れ落ちるインクを受けるティッシュを
あらかじめ下に用意しておきましょう。

あと、洗濯槽にベッタリついているぐらい
インクが洗濯機内に出ていた場合は、
次の洗濯をする前に
濃いめの洗剤とお湯を入れて、
洗濯機を洗っておいたほうが良いかもです。

私は一応
見える範囲の汚れをきれいに拭き取った後、
上記の方法で洗濯機を運転しておきました。

そして、その際に確認の意味を込めて
白い雑巾を2枚、一緒に入れておきました。

洗濯機の運転が一通り終わった後で
雑巾に汚れがついていないければ、
一応その後の洗濯物に汚れが移ることは
ないかな~、と思ったので。

というわけで、

あまりにひどいインク染みは
すぐに洗おうがどうしようが
とれないものはとれない!

という経験談でした。