ヘルベをヨーグルトメーカーで培養（マルサン有機豆乳Ver.）

冬の寒さのせいか、どうもゆるめの仕上がりになりがちな我が家の手作りヨーグルト。

ゆるめでも問題ないのは分かっていてもなんだか自分的に気に入らなくて、ここ数ヶ月ヨーグルト作りはお休みしていました。

が、先日スーパーで新しいヨーグルトドリンク「ヘルベ」を見かけて、また作りたい欲がムクムクと…

というのも、
最近新型コロナウィルスが流行っていることもあって、目や鼻・喉など【粘膜からの感染】が気になっていたのです。

花粉症のシーズンが始まると、鼻がグズグズして目はカユカユ、
喉はくしゃみと鼻水でヒリヒリ…。

そんな状態では、確実に粘膜からの感染率が上がってしまいます！

花粉症の家族がいる私としては、
「家族がてきめんに危険にさらされてしまう！」
と気になっていました。

お薬のように飲んですぐどうこうといったものではないですが、
何にしても「乳酸菌を飲んで身体に悪いことは何ひとつない！」
というわけで、さっそく自家培養してみることにしました。

乳酸菌ヘルべをタニカのヨーグルトメーカーで培養

今回ヨーグルト培養に使ったのは

雪印メグミルク乳酸菌ヘルベ 100g
マルサン有機豆乳無調整　500ml
タニカヨーグルトメーカー　(ヨーグルティア)

です。

※ヘルベ100gに対して豆乳900ml～1Lでも問題なく作れるようですが、今回は初めてなこともあって豆乳500mlで作りました。

ヘルべも他の一般的なヨーグルトと同じ感じで、温度は40～42℃ぐらい、時間はだいたい7～8時間程度でできるようです。

私は今回『 41℃ 7時間』で作ってみました。
少し柔らかめで乳清多めな感じで仕上がりましたが、悪くないと思いました。

ちなみにヘルべは低脂肪の牛乳から作られているようです。私はいつも家で培養するときは無調整豆乳を使っています。

マルサンの有機豆乳は豆臭さが少なめで、お値段も有機豆乳の中では結構お手頃なので、個人的には一番好きです。

消毒済みの容器に乳酸菌ヘルベヨーグルト1本を投入

乳酸菌ヘルベヨーグルトを入れた上から有機豆乳無調整500mlを注ぐ。豆乳を38℃ぐらい（40℃以下）に温めておくと、仕上がりがさらによくなる。

41℃で7時間保温後の出来たてホカホカ『ヘルベヨーグルト』

表面は乳清多めで豆乳の泡の跡が少し目立つ

乳清が多めで傾けると簡単に容器から離れる

スプーンですくっても崩れない程度の固さはある

自家製ヘルベヨーグルトをヨーグルトドリンク風にする

普段自分が摂取するだけなら、出来上がったヨーグルトはそのまま何も入れずに食べちゃうのですが、今回はヨーグルト嫌いな家族のために『ヨーグルトドリンク風』にしてみることにしました。

ヘルべヨーグルトドリンク（風）の作り方

〈材料〉

培養したヘルべヨーグルト　50ｇ
豆乳　50～70ml
てんさい糖　小さじ１（好みで増減）
バニラオイルやレモン果汁など（あれば）

すべての材料を混ぜるだけで出来上がりです♪

飲んでみて「ちょっと重たい（濃厚すぎる）な～」と思うようなら、少し水を足すとサラッとして飲みやすくなります。

自家製ヘルベヨーグルト50ｇをコップに取り分ける

上から豆乳を注ぎ入れる

好みで甘味と香料を追加して、よくかき混ぜたら完成

〈混ぜるときのちょっとしたポイント〉

コップに入れてスプーンでかき混ぜるだけだと、やはりダマが残りやすいです。

よりなめらかに仕上げたい場合は、軽くシェイカーで振り混ぜるのがおすすめです。

思ったほど豆乳も泡立たないし、何よりミキサーの金属羽で乳酸菌を傷つけることもありません。（微生物ちゃんたちは高速回転や金属羽が苦手です）

スプーンでかき混ぜただけだと少しダマが残る

ちなみにですが…
豆乳のみで作ったヨーグルトドリンクは、人によっては少しザラつき感が気になるかもしれません。

それが嫌なら、少し牛乳を混ぜると飲み口がマイルドになって牛乳特有の甘さやコクも加わるため、飲みやすくなります。

ただ、乳酸菌発酵させていない牛乳を足すことになるので、個人的にはできたら牛乳は混ぜずに飲んだほうが良いと思います。

自家製ヘルべヨーグルトドリンク（豆乳）のお味は…

ヘルべヨーグルトドリンクから作った自家製ヘルベ豆乳ヨーグルトのお味は…

やや豆感のある味ではあるものの、酸味少なめで『さっぱりした味わい』

でした。

出来上がった自家製ヨーグルトを単に豆乳で割っただけだと、個人的には『全体的に味が寝ぼけた感じで物足りない』印象でした。

市販のヨーグルトドリンクは糖分や香料が添加されているので、市販のものに近づけたければ、やはり同じように糖分や香料を足してあげる必要があります。

今回私はてんさい糖を小さじ1杯入れて飲みましたが、実際の商品より甘さ控えめでした。

香料も、今回は家にあったバニラオイルを使いました。が、個人的にはレモン果汁があればそっちの方（あるいはどっちも入れる）がおいしそうかも？と思いました。

牛乳派の家族は、牛乳を大さじ1杯ほど追加して少し甘みを足してあげると、「これだったらまた飲んであげてもいいかな」と言っていました。（かなり好き嫌いが激しい人です）

ヘルべは花粉症対策になるか？

ヘルべは『花粉症対策』をうたった商品ではありません。
（薬ではなく機能性表示食品なので当たり前ですね）

ですが、最初にスーパーで見かけた時、『目と鼻の不快感を緩和する』というフレーズと発売時期的に、「これは続けると良いに違いない」と思いました。

実際に雪印メグミルクの公式サイトを見てみると分かるのですが、ヘルベ菌（L.helveticus SBT2171）を摂取することで、免疫細胞（T2細胞）が過剰に産生されるのを抑制できるとのこと。

つまり、公式サイトではアレルギー源として表記されているのはハウスダストとダニのイラストだけなのですが、花粉によるアレルギー症状（目や鼻の不快な症状）もT2細胞の過剰産生によるものとされているので、同じように症状の緩和が期待できると考えられます。

少なくとも、アレルギー症状が出ている人は花粉に限らず様々なものにアレルギー反応を起こしていることが多いので、ハウスダストやダニに対する反応を抑えられるだけだとしても、総体的にかなり不快な症状は緩和されると言えそうですね。

ヘルベの効果って何？

ヘルべは薬ではないので、効果効能はうたえないことになっています。

ただ、乳酸菌ヘルベ（L.helveticus SBT2171）を摂取することで、ハウスダストやダニによる目や鼻の不快感が緩和されたことが、論文で発表されています。（公式サイトでグラフ公開中）　論文1　Yamashita et al.Funct.Foods Health Dis.9(1),52-78(2019)

また、花粉アレルギーモデルマウスによる実験でも、抗アレルギー作用が確認されています。（公式サイトでグラフ公開中）　論文2　Yamashita et al.Funct.Foods Health Dis.9(3),166-179(2019)

ヘルベヨーグルトを口コミしてみました

ヘルべヨーグルトドリンク自体は、数あるヨーグルトドリンクの中でも飲みやすい部類に入ると思います。

特にクセもなく、酸味もそれほど強くないので、ヨーグルトの酸味が苦手な家族も「これなら飲める、おいしいかも」と言って、自分でいくつも買ってきていました。

価格もお手頃で他のヨーグルトドリンクと変わらないので、毎日1本『デザート代わりの夜のお楽しみ』にするのも悪くないかと思いました。
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家族は最初の2日間は鼻炎の薬と同じような感覚で朝飲んでいましたが、乳酸菌に朝イチからタイミングよく活躍してもらおうと思ったら、夜寝る前に飲むほうが良いと思ったので（個人的感想）、それ以降は夕食後～就寝前に飲んでもらうようにしています。

私がヘルベを知ったのはつい10日ほど前で、実際に飲みだしてからまだ5日ほどなので、
私個人の感想としては、「まだ良く分からない」というのが正直なところです。

ただ、慢性鼻炎気味+食べすぎで2週間ほど続いていた鼻水が、今日は朝から一日出ていません。

1週間ほど前から花粉症の症状が出だしていた家族も、今朝は起きてから出かけるまで、一度も鼻水をズルズルしていませんでした。

ヘルべに限らずですが、特定の乳酸菌を摂取した後にその有意性を感じるには、だいたい3週間ぐらいは続ける必要があるようです。

なので、『目・鼻の不快な症状を緩和』するというヘルベ菌（L.helveticus SBT2171）そのもののパワーとしては、まだどうのこうの言えるレベルではないですね。

ただ、ヘルベ単体の有意性というだけでなく、もともと私達の体内に存在している善玉菌をサポートする『援護射撃的存在』として考えた場合、飲んで数時間後にはすでに体にとって何かしら良い働きをしてくれているのは間違いないと言えるので、今後も楽しく、ときに培養もしながら、飲み続けてみたいと思います。