歯周病が脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす?!

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口を覆う男性画像

こんにちは。Yoshiです。

今日は、放置していると虫歯以上に危険な歯周病について、書いてみたいと思います。

現代人の8割がすでに歯周病にかかっている

歯が痛くなければついつい歯医者に行くことなくやり過ごしてしまいがちですが、実は虫歯より深刻な問題を引き起こしやすいのが歯周病です。

厚生労働省の調べによると、成人の約8割が歯周病にかかっていることが明らかとなっているようですが、実際に歯周病を自覚している人はそう多くはないのではないでしょうか。

歯周病はプラーク(歯垢)の中にいる歯周病菌によって歯茎や歯槽骨が破壊されていく『細菌感染症』であり、気づいたときにはすでに歯がグラグラになっていたり、歯が抜け落ちてしまってから気づいたりすることも珍しくないため、日ごろの観察と手入れがとても大切となります。

実際に、歯を失う原因の第一位は歯周病(41.8%)であり、虫歯で歯が抜ける(32.4%)より歯周病で歯が抜ける人の方が多いのだそうです。

虫歯であればその歯だけを治療すれば良いのに対し、歯周病の場合は歯を支えている土台そのものがダメージを受けているため、一気に数本の歯が使い物にならなくなることもあり、事態はより深刻です。

歯周病になると2.8倍脳梗塞・心筋梗塞になりやすい

『歯周病がさまざまな病気の原因となる』という話は、多くの方がなんとなくどこかで一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか?

ただ、聞いたことがあってもあまりそのことについて深く考えたり対処したりすることなく、そのままほったらかしにしてまっている人が大半のようです。

けれども、例えば具体的に、歯周病菌などの刺激が【動脈硬化を誘発する物質を発生させる】ということを知っていれば、歯周病をほったらかしにしようとは思わなくなるのではないでしょうか?

実は、歯周病の人はそうでない人に比べて約2.8倍も脳梗塞・心筋梗塞になりやすいのだそうです!

動脈硬化を誘発する物質が出るとどうなるのか?

歯周病菌などの刺激によって動脈硬化を誘発する物質が発生すると、血管の中にプラーク(コレステロールや脂肪できた沈着物)が溜まってくるようになり、それが血管の中を狭くします。血流が悪くなると酸素や栄養・老廃物の循環が妨げられるため、心臓や脳に異常をきたしやすくなります。

さらに、そのプラークが破れると、そこに血栓ができて血流が完全に途絶え、脳梗塞や心筋梗塞が起こります。あるいは、血栓が血流にのって脳や心臓などに運ばれ、そこで動脈を塞ぐことで脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしたりします。

先日倒れた叔父と、歯の具合が悪いといっている家族の姿がよぎる

先日脳梗塞で倒れた叔父も、歯周病だけが原因ではないにしても、やはり歯周病もその一因となっているのではないかと考えられます。

また、ここ数年歯の具合が悪そうな父親のことも、最近気にかかっています。この数年の間に、歯周病が原因で歯がどんどん抜けているようで、抜けていない歯もグラグラしていて具合が悪いので、最近は豆腐を食べても「歯が痛い」と言っている有様です。

兄弟ですし、父と叔父は見た目だけでなく体質も似ているようですから、今後父が同じように脳梗塞などになる可能性も十分考えられます。

さらに、最近は物忘れや思い込みもきつくなってきていて、身体がだるかったり頭がボーっとしていることも多いようなので、体調が心配です。

負のスパイラルに陥ってしまいがちな歯の治療について心配する

友人にも一人、傍から見ていると相当口腔内の具合が悪そうな人がいるのですが、「病院に行っても『歯茎の具合が悪すぎて虫歯の治療ができない』と言われて、結局虫歯はなかなか触ってもらえないから、行くのを止めた」と幾度となく言っています。実は父親も全く同じです。

そして、

虫歯が痛いので歯医者に行く

歯茎の炎症がひどすぎて虫歯を治してもらえない

治療が進まないから歯医者に行かなくなる (歯茎の消毒等は本人的に治療ではないらしい)

虫歯が悪化する・新たに虫歯ができる・歯が欠ける・詰め物が取れる・歯周病が悪化する

歯医者に行く

歯茎の炎症がひどいからまずは歯茎が落ち着いてからと言われる

行かなくなる

 ますます虫歯と歯周病が悪化する 





というサイクルと繰り返し、どんどんどんどん具合を悪くしています。

健康であってほしい

いざとなったらお医者さん任せではどうにもならないことを悟り、まずは根本的な生活改善・体質改善を心がけるよりほかないのでしょうが、本人にその気がないとなかなか改善は難しいです。

現代は誤った知識と多量の化学物質に汚染されている人が多すぎますし、さまざまなストレスによって、ミネラルを初め各種栄養不足も深刻です。

また、運動不足による体力の低下が老化にもつながっているため、下半身を中心とした有酸素運動と適度な筋トレも現代人には必要です。

何らかの不具合を抱えていても、万事心底幸せだと思える心境ならば、それはそれで良い人生なのかもしれません。ですが、それだけでは良くないのもまた人生。

うっかり病気や怪我をして残念な人生の期間を過ごしてしまうようなことは、なくて済むならない方がよいと思います。

健康も幸せも、そもそもはもっとシンプルで身近なものであったはずなのに・・・妙な遊びに満ち溢れた世の中になったものです。

あなたは健康ですか?