プランターやウッドデッキの下にゴキブリが!退治には熱湯が最適。

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家庭菜園

ベランダにプランターやウッドデッキを置いていると、その下がゴキブリの居場所になりやすくなるって、知っていましたか?

また、プランターの下だけでなく、プランターにプランターカバーをしている場合も、注意が必要です。

「ベランダ菜園をしているけど見たことがない」という人も案外多いようですが、ゴキブリの生息状況を考えてみると、【見かけたことがないだけで、基本的にいる(やってきている)】と考えておいたほうが良さそうです。

実際に、この冬私はプランターカバーとプランターの隙間で暖をとっている幼齢のゴキブリ集団に出くわし、初めて見る光景に卒倒しそうになりました。

今日はそんなベランダ菜園にはつきもののゴキブリ対策について、お話ししたいと思います。

ベランダのゴキブリ退治は寒い冬場にするのが断然オススメ

まず、ベランダのゴキブリチェック・ゴキブリ対策をするなら、冬場がおすすめです。
冬場は気温が低いため、ゴキブリの活動がとても鈍くなっていて、プランターやウッドデッキの下でじっとしていることが多いです。

ですから、仮にゴキブリが生息していたとしても、プランターやウッドデッキを動かした際に突然走り出してきたゴキブリに驚かされる可能性がグッと減ります。

そして、運悪くゴキブリに遭遇してしまった場合でも、動きが鈍いのでとても駆除しやすくなります。

私がプランターを持ち上げてプランターカバーとの隙間にたくさんのゴキブリを見かけたときも、急にプランターを持ち上げたにも関わらず、ほとんどのゴキブリがその場で触覚をゆらゆらさせているだけでした。数匹のゴキブリが動いていましたが、それも非常にノロノロとしていて、「逃げる」という感じでは全くなかったです。

ちなみにその日の気温はたしか7℃くらい、時間は正午前後だったと思います。

寒い日

ゴキブリ退治に殺虫剤は不要。熱湯だけで即昇天可能

ゴキブリをはじめ虫が苦手な人のお家には、複数の殺虫剤が並んでいることも珍しくありません。それらの多くは、もちろんそれなりに殺虫効果があるのですが、同時に危険性を併せ持っていることが多いですよね。

個人的には、殺虫剤は使用を必要最小限にとどめておいてほしい商品です。

特に屋外では、微生物や他の生物の遺伝子に与える影響が計り知れないため、可能な限り薬剤は使うべきではないと私は考えています。

今回、私はゴキブリを駆除するのに薬剤を使ったり叩き潰したりしたくはなかったので、ゴキブリに熱湯をかけることで対処しました。

ゴキブリが苦手な人の多くは、【すごい速さでシャカシャカと走る姿】と、【昇天前のもがいている姿】に恐怖(嫌悪)感を抱いていることが多いと思いますが、熱湯なら本当に一瞬です。へたな殺虫剤よりよっぽど即効性があります。

量もほんの少しで良いので、後片付けも楽ちんです。(さっと拭くだけ。屋外ならほったらかしでOK)

熱湯・やかん

ちなみにですが、はるか昔、「ゴキブリには台所用洗剤が有効」だと聞いて、室内で見かけたゴキブリにかけてみたことがあります。

その結果、全く弱らず30分以上にわたり部屋中を逃げまわられて、とても大変な思いをしました。

この時の精神的疲労と後の拭き掃除による苦痛は、二度と味わいたくないです。(^^;

冬なら熱湯がすぐに用意できなくても大丈夫!?

我が家は電気ポットを使用していないため、お湯が必要なときはその都度沸かしています。
普段はそれで全く問題がないのですが、さすがに今回のような場合は、お湯を沸かしている時間がとても待ち遠しかったです。

「いくらなんでも、お湯を沸かしている間にゴキブリが逃げてしまうのでは?」と、普通に思いますよね?

ですが、見かけてからお湯を沸かし始めても充分間に合いました。

やかんでお湯を沸かしている間、なんとゴキブリはプランターカバーの中に全員(14匹)まったりととどまっていたのです!

お湯を沸かすまでに、プランターカバーをつけたり外したり、プランターやウッドデッキを移動させたり、プランターカバーごとビニール袋で覆ったり・・・と騒々しくしていたにも関わらず、です。 これには私もビックリしました。 w(゚o゚)w

そして、熱湯をかけるとゴキブリはものの数秒で完璧に成仏しました

あとは、割り箸でゴキブリをつまんでビニール袋で回収し、袋の口をしっかり縛ってから生ゴミに出すだけです☆

時を刻む砂時計

これが暖かい季節でゴキブリが活発な時期だったなら、プランターやウッドデッキを不用意に持ち上げた時点で、ゴキブリが走り去ってしまっていたかもしれません。

とはいえ、プランターやウッドデッキを持ち上げる際に「いるかもしれない」という前提でなるべくそっと動かすようにすれば、いきなり逃げ出してしまう可能性はグッと減ります。

もし気温の低い冬場以外にこの方法で退治するなら、先にお湯を準備しておいて、すぐにかけられるよう態勢を整えてから挑むようにすると、成功率は格段に上がります。

それにしても、ゴキブリの動きが鈍いだけで、対処する際の気持ちの余裕がこんなにも違うのか・・・と、今回の件でしみじみ思いました。

季節に関係なくしておきたいゴキブリ対策

まず、ゴキブリにとって居心地の良い隙間(暗くて暖かい湿った場所)を極力減らすことが大切です。プランターは床に直置きせず、なるべくプランターの底と床の間に空間がある状態を保ちましょう。

最近はいろいろなタイプのプランター置きが販売されていますし、レンガを四隅にかますだけでもゴキブリの滞在率は全然違ってきます。

(ウッドデッキを敷いている場合も同様です。ちなみにウッドデッキを敷いている場合、プランターとウッドデッキの隙間より、プランターの下にあるウッドデッキの下に潜んでいることのほうが多いです。)

レンガで気軽にゴキブリ対策。

おしゃれで丈夫そうなプランタースタンド。

猫脚がおしゃれな二段型スタンド。


ポストと動物シルエットが素敵です。

定期的にプランターやウッドデッキを動かしてしっかり掃除するようにしておけば、ゴキブリの滞在率・訪問率はグッと下がります。

プランターやウッドデッキの下には落ち葉や土・ほこりなどが溜まりやすく、それがゴキブリにとっては格好の餌場・寝床・繁殖場となります。

つい先延ばしにしてしまいがちなベランダの床掃除ですが、普段から水やりの前にプランター周辺の掃き掃除を心がけておくだけでかなり違ってくるので、ぜひとも習慣化したいところですね。

また、物理的にゴキブリに遭遇したり捕殺したりしたくない場合は、ホウ酸団子などの毒餌をプランターの周囲やゴキブリが通りそうな場所に置いておくことが最も効果的です。

ゴキブリは学習能力が高いため、毒餌を置いていると【この家は危険】という情報を仲間内で共有するようになり、そのうち近づかなくなるそうです。

ゴキブリを駆除した後は

ゴキブリの糞や死骸がそこに残ったままになっていると、そこに含まれるフェロモン臭などによって新たにゴキブリが集まってくるようになるので、できるだけきれいに取り除いておきましょう。

そういった意味でも、熱湯をかけておくことは非常に有効です。

プランターで眠る猫

さいごに

我が家のベランダでプランター菜園を始めてから数年が経過していますが、これまでゴキブリは一匹も見かけたことがありませんでした。

ところがベランダの掃除をサボって少し油断していた今冬、明らかにここで暖を取っている様子のゴキブリのコロニーを発見し、まさに血の気が引く思いをしました。

ただ、今回の件があって全てのプランターとウッドデッキを隅々までくまなくチェックしてみたところ、この場で卵を産んで繁栄を繰り返しているような形跡は全くなかったため、その点に関しては少しホッとしています。

というわけで、我が家では今のところ毒餌を置いてまでゴキブリ対策をする必要性は感じないので、今後も可能な限りこまめな掃除や熱湯法などで対策していきたいと思っています。

P.S. もしもベランダでゴキブリが大繁殖していた場合は・・・

チャバネゴキブリは繁殖力が非常に強いため、もし繁殖の条件が揃ってしまっていた場合、みるみるうちに数千匹・数万匹にまで増えてしまうこともあるようです。実際のところ、一般家庭のベランダでそこまで増えることはまずほとんどないと思いますが、あまりに多く見かけるようなら、自分でなんとかしようとせずに、早めにプロの業者さんに駆除を依頼したほうが良さそうです。

ゴキブリに限らず、虫たちと上手に共存しながら、ベランダ菜園を楽しみたいものですね。